西口 三喜 講師, 代表者
経歴
京都大学理学部卒(物理学専攻)。大阪大学大学院理学研究科博士前期課程修了、同後期課程中退。アドウェイズ<2489.T>共同創立者。中高生・浪人生向けの受験指導と並行して、大人の英語も指導しており、そちらでは大手英語スクールの20分の1の授業時間数でTOEICスコアが同程度アップするといった、桁違いの実績を出している。自身はTOEIC満点(990点)。
メッセージ
中国にシステム開発の会社を設立したことがあります。
その際、北京大学の数百人の学生を対象に、システムエンジニアの採用試験を行いました。全員に、「(A) 場合の数の問題(小学生レベル)」「(B) C言語でのプログラミングの問題」の2種類の問題を解いてもらいました。すると、(A)の上位6名と、(B)の上位6名が一致したのです。
プログラミングで知識として場合の数を使うということではありません。ではどういうことかというと、場合の数が分かるような地頭の良い学生は、プログラミングが出来るようになり、場合の数が分からないような地頭の悪い学生は、プログラミングが出来るようにならない、ということです。
皆さんも薄々気付いていらっしゃると思いますが、地頭の良い・悪いによって、勉強が出来る・出来ないはほぼ決しています。そして、その勝負は、小学校高学年の時点で、既に決着が付いているのです。
ここで誤解して「頭の良さで全て決まるなんて、努力の尊さを冒涜している」などと反論される方がいらっしゃるかもしれませんが、そういうことではありません。努力は確かに必要です。ただし、「コツコツ覚える」「着実に知識を増やす」といった方向の努力でなく、地頭が良くなる方向の努力をすべきだということです。
地頭が良くなるための勉強をしましょう。それは、小学算数に戻って勉強することです。
※ 小学算数というと落ちこぼれ扱いされているように感じる生徒がいるようですが、そうではありません。上記の通り、トップレベルの大学生でも小学算数で差が付いているという現実があります。当校は全クラス個別指導ですので、もし最初から小学算数がマスター出来ていれば、もちろん小学算数はスキップしますが、現実としてそういう生徒はほとんどいません。小学算数は中高生で半年~1年、浪人生で3ヵ月~半年ほど学習します。もし、より短期でマスターすれば、マスターし次第、次の内容に進みます。